あっさり派に勧めたい、滋味深き「焼き鳥店の麺」!後味がきれいな〆の麺8選
焼き鳥店に行くと満腹でもつい頼んでしまうのが、〆の存在だ。まさに「別腹」の楽しみがある。
東京を代表する名店では、焼き鳥へのこだわりはもちろん、工夫を凝らした〆の逸品でも個性を打ち出している。
今回はラーメン、うどん、そばなど個性派揃いの「麺もの」を紹介しよう。
「鶏中華そば」880円
満腹でもつるんとお腹に入っていく、昔懐かしき“中華そば”
まさ吉@武蔵小山
今どきのラーメン店ではなかなか味わえない、クラシックな中華そばが食べられる店がこちら。
通常サイズのほか、お腹の加減に合わせて小サイズ(680円)も用意する。
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「鶏白湯そば」900円
何杯でも飲めそう!コクはあるのに、後味すっきりな鶏スープ
いろ鳥@外苑前
鶏と野菜を6時間煮込み、旨みを抽出した白湯とあっさりした清湯を半分ずつブレンド。
それでもとろりと濃厚なスープは、細麺とよく絡み、すする度に旨みが口中に広がる。
トッピングの具は、黄ニラに青ネギ、錦爽鶏のささみ。仕上げの胡椒がアクセントに。
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「稲庭うどん」コース6,500円〜の一部
淡く澄み切ったスープが、優しく胃腸に染み渡る
鳥善 瀬尾@麻布十番
鶏を丸ごと、4〜5時間かけて煮込んだスープは、透明感がありながらも、微かなとろみを感じさせる味わい。
滑らかな食感が舌に心地よい細めの麺には、佐藤養助商店の稲庭うどんを使用する。
スープがたっぷりで、呑んだあとには嬉しい一杯である。
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「酉そば」850円
豚骨ラーメンのようなスープと麺に、鶏の旨みが凝縮!
白金 酉玉 別館@恵比寿
一見濃厚そうだが、口にすると思いの外さっぱり。
特注麺は素麺のように細く、ラーメンを思わせるコシが特徴。上にかけてあるのは、自家製の鶏節を削ったもの。
添えられてくる紅しょうがを途中で投入すれば、博多ラーメン的な味わいも楽しめるのだ。
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鶏ガラで丁寧にとったスープの、シンプルなにゅう麺が沁みる!
「にゅう麺」750円
完成度の高さで「シンプル・イズ・ベスト」を体現
やきとり陽火@白金
深いコクがある白湯スープは、鶏ガラや手羽元などを5〜6時間煮込んだ白湯と、カツオと昆布の出汁を半々で割ったもの。
まったりしがちな白湯が、カツオ出汁を合わせることですっきりとした味わいに。
繊細な素麺とのバランスも上々だ。
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「担々麺」700円
素材の旨みを重ねた、中華料理店も顔負けの絶品担々麺!
とり口@不動前
担々麺に魅せられた店主が、試行錯誤して作りあげた中華料理店も顔負けの逸品。
白胡麻ペーストと芝麻醬に、アーモンドミルクを隠し味に加えたクリーミーなスープが味の決め手だ。
ベースの鶏ガラスープ、鶏肉を使った肉味噌が焼き鳥店らしさを感じさせる。
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「白湯ラーメン」コース5,500円の一部
見た目を大きく裏切る、ヘルシーでまろやかな一杯
喜鈴 別邸@恵比寿
上質な脂肪分と深いコクが持ち味の「丹羽黒鶏」を、丸ごと8時間余り煮込んだスープはコラーゲンたっぷり。
イカ墨のような真っ黒な麺は、デトックス効果のある竹炭を練り込んだオリジナル。
優しい口あたりで、身体にも嬉しい一杯だ。
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「にゅう麺」おまかせコース5,000円〜の一部
さっぱりとした細麺に絡む、風味豊かな鶏スープ
鳥さわ22@西麻布
丼の一面を覆い尽くしているのは、磯の香りが豊かなあおさのり。
そこにたっぷりの刻んだ青ネギ、白胡麻と、味つけはいたってシンプルにまとめた。
白濁した濃厚な鶏スープもあっさりとしていて、細めの素麺は満腹でもスルスルと食べられる。
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ツヤツヤと潤いを帯びた麺はしなやかな口当たりで、スープを飲めば鶏の滋味が体に染み渡る。
店によって表情の異なる麺の食べ比べも楽しい「麺もの」は、バリエーション豊かに進化を続けている。
(※本記事の情報は、東京カレンダー2021年3月号掲載時点のものとなります。最新の営業状況は、各店にお問い合わせください。)