ドルトムント時代ではユルゲン・クロップ監督の下、2011年にリーグ優勝、2012年には国内二冠を達成。2013年にはCL決勝へとコマを進め、2014年にはブラジルW杯にて優勝。その疲れ知らずのプレースタイルで生粋のドルトムンターはファンの心を鷲掴みにしていた、ケヴィン・グロスクロイツが現役生活へピリオドを打つ決断を下した。

 「家族、ファン、友人、そして全ての仲間達へ」との言葉で始まった声明文では、「ついに今日、ついにこの日を迎えることになった。15年間に及ぶプロ選手としてのキャリアに終止符を打つよ」と宣言。「絵に描いたようなキャリアではなかった」が「信じられないような瞬間を、みんなと一緒に味わってこれたことを誇りに思う」と綴っている。

 そして地元民としてシグナル・イドゥナ・パークという舞台で「プレーするというう夢を実現することができた」ことを強調しながら、「これから本来の場所に戻りたいと思う。友人達と一緒にアマチュアの世界へ戻り、そこで次の物語を描いていくよ。そしていつか、そのアマチュアの現場で会えることを願っている」と締め括った。