ヴォルフスブルクの右SBウィリアンが、FCシャルケ04への移籍へと迫っている。土曜日に行われたバイヤー・レヴァークーゼン戦にて、すでにメンバーから外れていた同選手は、期限つきにて移籍する見通しであり、シュマッケ競技部門取締役は「まだ話し合いは残されている」としつつも、移籍は「実現しそうだ」との見通しを語った。

 ヴォルフスブルクとの契約を2022年まで残すブラジル人DFだが、しかしながら十字靭帯断裂後にケヴィン・ムバブへと右SBでの定位置を譲る格好となり、さらに今夏加入のリードル・バクーの後塵を拝する結果にも。そのため今回の判断はむしろ、理にかなった決断だということができるだろう。

 スピードに長けたウィリアムは、守備面でのここ数年では安定感が増してきている、攻撃面でより資質をもつタイプの選手。ヴォルフスブルクではこれまでブンデス通算71試合に出場して3得点7アシストをマークしており、2016年には母国開催のリオ五輪にて金メダルも獲得していた。