「日台友情」示すメッセージ、台北101に点灯 蔡総統も祝福

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(台北中央社)台北市の超高層ビル「台北101」をライトアップして日台友情を記念するイベントの点灯式が23日夜、同市内で行われ、「台湾と日本は共にある」「新しい1年、手を取り合ってがんばろう」などの中国語メッセージがビルの外壁に次々と映し出された。蔡英文(さいえいぶん)総統もビデオメッセージを寄せ、固い絆で結ばれた台日関係を世界に知らしめることに期待を示した。

ライトアップは、日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会が、東日本大震災発生から10年となる機会に、台湾の人々に改めて感謝の気持ちを伝えようと企画した一連のイベントの一環。

式典に出席した同協会の泉裕泰台北事務所代表(大使に相当)は、日台関係について、40年の外交官生活で、これほど心から相手の気持ちに寄り添える良好な関係を見たことがないと称賛。李永得(りえいとく)文化部長(文化相)は、コロナ禍で文化交流がままならない中、科学技術の力を借りたバーチャル公演などを実施する構想を明かし、さらなる交流深化に意欲を見せた。

23日は、東京五輪・パラリンピックの開幕半年前の日に当たることから、東京大会に向けた応援メッセージも合わせて表示された。24日には、同協会が事前に行った一般公募で選ばれた10人による日台友情メッセージが午後6時から10時まで表示される。

(游凱翔/編集:塚越西穂)