チームとともに苦境が続いている長友と酒井。(C)Getty Images

写真拡大

 現地時間1月20日に、延期されていたリーグ・アンの第9節が行なわれ、長友佑都酒井宏樹が所属するマルセイユは、ランスと対戦して0-1で敗れた。

 酒井はフル出場、長友は先発して66分までピッチで戦った。前節のニーム戦に続くホーム2連敗に、現地メディアでは批判の声が上がっている。仏大手紙『L'equipe』は、「彼らは前半でシュートを1本しか放つことができなかった。これほど悪い記録は、2006-07年以来だ。この統計は、彼らのパフォーマンスの低さを象徴する数字だ」と伝えた。

 現地メディアによる採点も、軒並み低いものとなっている。
 
 仏メディア『Maxfoot』は、長友を10点満点中「3点」とし、「日本人の左SBはまだ安心できない」と嘆き節。酒井には「4点」をつけ、「守備に不安はないが、時間が経つにつれ力尽きた。相手に時間を与えすぎている」と評した。

 また、地元メディア『Le Phoceen』は、長友にチーム最低タイとなる「1.3点」を付けた。マルセイユ専門メディア『Football Club de Marseille』は「2点」をつけ、「またしても役立たず。10番でプレーしたほうがいいかもしれない。守備も後手に回ることが多く、攻撃では役に立たない。チームは右サイドしか攻めるすべがなかった」と辛辣だった。

 さらに、長友と酒井に「1点」の評価を下したのが、マルセイユの番記者であるロマイン・ヒアリングと、現地局でコメンテーターを務めるステファン・ブレグイアー氏だ。同記者は「チームとしても最低の出来だ」と辛口で批判し、計6人に最低評価をつけている。

 マルセイユは次節、23日にアウェーでモナコと対戦する。ここ3試合で勝ち星がないチームで、日本が誇る両サイドバックは辛辣な地元メディアを見返すことができるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部