オンライン会見に臨んだエンゼルスのカート・スズキ【画像はスクリーンショット】

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オンラインで入団会見、松坂大輔ら日本人投手は「非常に才能があって素晴らしい球を」

 エンゼルスの日系3世、カート・スズキ捕手が21日(日本時間22日)、オンライン会見を行った。オフにナショナルズからFAとなり、エンゼルスと1年契約を結んだ。今季の二刀流復活を目指す大谷翔平投手について、「とても楽しみにしているよ。100マイルの球を投げるし、カーブ、スライダー、スプリット、チェンジアップも操る。肘を痛めてトミー・ジョン手術を受ける前の投球を見て、才能、そしてメジャーリーグで通用する球を持つ彼にとても驚かされた。ボールを受けるのが楽しみだし、ワクワクしているよ」と新女房役として心待ちにした。

 ハワイ出身のスズキはアスレチックス時代の07年にメジャーデビュー。ツインズ時代の14年にオールスター戦に選出され、19年はナショナルズの世界一に貢献した。通算1512試合出場して、1347安打、133本塁打を誇るベテラン捕手は「僕はマツザカのように海を渡ってきた選手と対戦してきた。彼らは非常に才能があって、素晴らしい球を投げていた。僕はいつも対戦を楽しみにしていたよ」と日本人投手の印象についてもふれた。

 チーム防御率5.09はリーグ13位(メジャー25位)。先発ローテをはじめとした投手力の底上げがチーム力につながる。「受けたことはないけど、バンディやヒーニーたちを(これまで他球団の選手として)外から見てきた。彼らは若くて才能もあるし、更に良い投手になれると僕は感じている。今でも素晴らしい投手だけど、更に良くなるよ。多くの可能性を秘めた若い投手たちと一緒にプレー出来ることが嬉しいし、彼らが成長するために、あらゆる面で僕が手助けできるかということにも興味がある」と37歳捕手としての経験、知恵をチームに還元していくつもりだ。(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)