フランスの女優ナタリー・ドロンさん。カンヌで(1993年5月撮影)。(c)AFP

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【AFP=時事】(更新)フランスの女優で、かつて「世界一の美女」の一人とも呼ばれたナタリー・ドロン(Nathalie Delon)さんが21日、がんのため死去した。79歳。息子がAFPに明らかにした。

 元夫の伝説的俳優アラン・ドロン(Alain Delon)さん(85)との間の息子で、自身も俳優のアントニー(Anthony Delon)さんは、「母はけさ11時、家族と友人にみとられパリで亡くなった」と説明。ナタリーさんは非常に進行の速いがんを患っていたと語った。

 ナタリーさんが世界で知られるようになったのは、アランさんと共演した1967年の作品『サムライ(Le Samourai)』。ただそれ以前から、オーストリアの有名女優ロミー・シュナイダー(Romy Schneider)さんと長く交際していたアランさんを誘惑した女性としてメディアをにぎわせていた。

 1964年8月に極秘挙式したナタリーさんとアランさんは米ロサンゼルスへ移り、1か月後にアントニーさんが生まれた。しかし他の女性とのうわさが絶えない夫とのハリウッド(Hollywood)生活にうんざりしたナタリーさんは、息子を連れて別居。夫妻は後に離婚した。

 ナタリーさんは1980年代、『スウィート・ライズ(Sweet Lies)』などの監督も務めた。

 ナタリーさんとアランさんは離婚後も友人関係を維持。アランさんは21日、AFPに対し、「とても悲しい。自分が愛した人が亡くなることは常に痛ましいものだ」とコメント。「僕らは常に連絡を取り合い、頻繁に会っていた。僕は彼女の人生の一部で、彼女は僕の人生の一部だった。クリスマスをまた共に過ごして、一緒に写真を撮った。最後の写真になった」と語った。

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