イラク・バグダッドで発生した連続自爆攻撃の現場(2021年1月21日撮影)。(c)Sabah ARAR / AFP

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【AFP=時事】(更新、写真追加)イラク首都バグダッドの商業地区で21日、連続自爆攻撃が発生した。保健省は、32人が死亡、110人が負傷したと発表した。過去数か月間、同国の情勢は比較的安定しており、また連続攻撃が起きるのはまれ。

 現場は、同市中心部の屋外で開かれていた大きな古着市場。内務省の発表によると、ある人物が市場に駆け込んで体調不良を訴え、周囲に人が集まったところで自爆。その最初の爆発の被害者らの周りにさらに人が集まった時、2人目が自爆したという。

 イラクでは今年、総選挙が予定されている。同国では、選挙を控えた時期に爆弾攻撃や暗殺などの暴力行為が増えることが少なくない。

 今回の連続攻撃の犯行声明はまだ出されていないが、自爆攻撃は超保守のイスラム過激派が用いる手法で、最近では「イスラム国(IS)」が使っていた。

 国土の3分の1をISに掌握されたイラクは、これを奪還するため3年にわたり戦闘を続け、2017年末に勝利を宣言。

 だがISの潜伏戦闘員らは砂漠や山岳地帯で活動を続け、治安部隊や国のインフラを標的に、人的被害を抑えた攻撃を続けてきている。

【翻訳編集】AFPBB News

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