プラダ、中国人女優との契約解除 代理母出産めぐり騒動

【AFP=時事】イタリアの高級ファッションブランド「プラダ(Prada)」は19日、中国の人気女優・鄭爽(Zheng Shuang)さんとの契約を打ち切ると発表した。鄭さんには海外の代理母が出産した子どもが2人いるが、恋人と破局後に養育を放棄した疑いが浮上している。
中国は2001年、代理母による出産を禁止した。だが、富裕層の中国人カップルが海外の女性に大金を払い、子どもを産んでもらうのは珍しいことではない。
鄭さんは元恋人の張恒(Zhang Heng)さんと子ども2人を米国に残してきたと中国メディアに報じられ、ソーシャルメディアで批判の声が上がっている。
張さんの不貞行為が原因で、2人は子どもが生まれる前にすでに破局を迎えていたという。
プラダは、鄭さんを春節(旧正月、Lunar New Year)のキャンペーンに起用していたが、「すべての協力関係を終了した」と発表。契約を打ち切った理由については明らかにしていない。
中国当局も20日、鄭さんは「決して無実ではない」とし、海外の代理母を利用するという法の抜け穴を利用したと批判した。
鄭さんは19日、今回の出来事は「非常に残念で、個人的なことだ」とのコメントを発表した。
【翻訳編集】AFPBB News
■関連記事・俳優J・ボイエガさん、香水ブランドの宣伝大使辞任 中国向け広告に反発
・中国で高まるバーチャルアイドル熱 「世界初」のスター発掘番組も
・動画:ロシア、「代理母出産児チャーター機」で中国への送り届け検討