フランスのリール大学で、対面講義の全面再開を訴えるデモの参加者ら(2021年1月20日撮影)。(c)DENIS CHARLET / AFP

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【AFP=時事】フランス各地で20日、大学生たちが新型コロナウイルスによる生活制限下の状況に抗議し、対面講義の再開を求めるデモを行った。孤独と金銭面での不安から今にも絶望しそうな状況に追い込まれていると訴えている。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は21日、対面講義の全面再開を求める大学生らと対話する予定。

 対面講義はコロナの影響で中止となっており、今月25日から1年生のみを対象に、学生を半分ずつに分けて再開する予定となっている。

 首都パリでは数百人が抗議デモに参加。「無能な政治家、苦しむ学生」というスローガンが書かれたプラカードなどを掲げた。

 西部レンヌ(Rennes)では約250人が抗議デモを実施。参加者のジョスランさん(21)は「孤独に絶望している」と語った。

 ジョスランさんは、「18平方メートルの部屋で、独りぼっちですごしている。今日はPDFファイルで初めての講義を受けた。『これで何とかしろ』と言われた。ビデオ会議をしようとさえしない教員もいる」と語った。

 フランス全国学生連合(UNEF)は、学生向けに15億ユーロ(約1900億円)の緊急支援が必要だとした上で、奨学金の即時引き上げと家賃の援助を訴えた。

【翻訳編集】AFPBB News

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