中津〜日田の自動車道の一部です。

中津日田道路の一部


「耶馬渓道路」山移工区(画像:大分県)。

 大分県は2021年1月19日(火)、中津市で整備を進めてきた「耶馬溪道路」5kmが2月28日(日)15時に開通すると発表しました。

 耶馬渓道路は中津市と内陸の日田市を結ぶ約50kmの地域高規格道路「中津日田道路」のいち区間で、今回は耶馬溪山移ICから、国道212号に接続する下郷交差点までが開通します。国道500号(本耶馬渓IC)と212号をショートカットするルートが完成することになります。

 今回開通する区間は急峻な斜面地形のため、大分県内で最長となる全長約3kmの「鹿熊(かぐま)ふるさとトンネル」が大部分を占めるほか、橋梁も多いということです。

 なお中津日田道路は、災害などでたびたび不通となる国道212号の代替ルートとしての役割などが期待されています。事業化されていない区間もありますが、中津市側は、建設が進められている田口IC〜本耶馬渓IC間が開通すると東九州道の中津ICから耶馬渓まで直結します。田口IC〜本耶馬渓ICには、著名な観光地の名を仮称とした「青の洞門・羅漢寺IC」も設けられる予定です。