スパイダーマンをテーマにした初のライドアトラクション「ウェブスリンガーズ:スパイダーマン・アドベンチャー」のコンセプトアート

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 ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク(米カリフォルニア州アナハイム)の新テーマランド「アベンジャーズ・キャンパス」に登場する、スパイダーマンをテーマにしたライドアトラクション「ウェブスリンガーズ:スパイダーマン・アドベンチャー」がお披露目された。このアトラクションのためにスパイダーマン/ピーター・パーカーを再演したトム・ホランドが、動画で紹介している。

 「アベンジャーズ・キャンパス」は、映画『アベンジャーズ』シリーズのテーマランドで、次世代ヒーローを募集するためにアベンジャーズが設立したキャンパスという設定だ。エリア中央にはアベンジャーズ本部が位置し、そこではキャプテン・アメリカ、ブラックパンサー、ブラック・ウィドウらが敵と戦う姿を見られたり、スパイダーマンがゲストにあいさつをしに、屋上からウェブ・スイングで下りてきてくれたりするという。

 トムは「僕がスパイダーマンとして最初にシリーズに加わった時、アベンジャーズ本部に行ったけれど、実はそれはほとんど(後でCG処理するための)グリーンスクリーンだったんだ。だからそれが、人々が実際に訪れることができる本物の場所になるなんてすっごいよ」とコメント。「ウェブスリンガーズ:スパイダーマン・アドベンチャー」はピーター・パーカーが新技術「ウェブスリンガー・ヴィークル」をプレゼンするところか始まるといい、「彼は(ゲストをその乗り物に乗せて)ツアーをやるんだけど不測の事態が生じ、その危機を乗り切るために、みんなの助けが必要になるんだ」と説明した。

 このライドには体の動きやジェスチャーを認識する新技術が採用されており、3Dメガネを掛けたゲストが手を伸ばすと、スパイダーマンのように手首からクモの糸を発射できるのだという。動画ではアトラクション用にピーター・パーカーを再演しているトムの姿や、彼が実際に3Dメガネを掛けてアトラクションを体験している姿も確認できる。トムは「個人的に、今までで一番、自分がスパイダーマンになったと感じられた体験だった。だから誰もがこの体験をできるのは素晴らしいこと。オープンするのが本当に待ち切れないし、僕自身もファンのみんなと一緒にまた乗りたい」と呼び掛けている。

 「アベンジャーズ・キャンパス」は、もともとは昨年夏にオープン予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によりパーク自体が閉園せざるを得ない状態となっていた。それでも年内のオープンを予定している。(編集部・市川遥)