「乗りたい」何%? トヨタ165万円EV「シーポッド」に賛否両論! 「せめて…」の声も

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8割近くのユーザーが「乗ってみたい」と回答

 トヨタが2020年12月25日に限定発売を開始した超小型EV「シーポッド」は、165万円から(消費税込)という価格設定や、2人乗りの超小型ボディで登場したことなどから大きな注目を集めました。
 
 一般ユーザー向けを含めた本格販売の開始は2022年を予定しているといいますが、一般ユーザーは新型シーポッドのどのような点に注目しているのでしょうか。

トヨタ新型EV「シーポッド」

 今回、くるまのニュースでは2021年1月7日から14日までの期間、SNS上でアンケートを実施。SNSユーザーの生の声を調査しました。

【画像】トヨタの軽自動車キラー!? 165万円EV「シーポッド」を画像で見る(25枚)

 まず、超小型モビリティとして登場する新型シーポッドの見た目について、「すごくカッコ良いと思う」「まあまあカッコ良いと思う」「あまりカッコ良いとは思わない」「まったくカッコ良いとは思わない」の4択で質問したところ、「すごくカッコ良いと思う」と回答したユーザーは7%、「まあまあカッコ良いと思う」と回答したユーザーは34.9%にのぼりました。

 一方、「あまりカッコ良いとは思わない」と回答したユーザーは30.2%、「まったくカッコ良いとは思わない」と回答したユーザーは27.9%存在。

 新型シーポッドのデザインについては、好意的ではない意見のほうが多い結果となっています。

 しかし「あなたは新型シーポッドに興味がありますか? また乗ってみたいと思いますか?」という質問をしたところ、デザインへの評価とは違う結果が出ました。

「とても興味があり、ぜひ乗ってみたい」「まあまあ興味があり、機会があれば乗ってみたい」「あまり興味がなく、乗ってみたいとはそれほど思わない」「ほとんど興味はなく、乗ってみたいとは思わない」の4択で質問したところ、「とても興味があり、ぜひ乗ってみたい」と回答したユーザーの割合が27.9%、「まあまあ興味があり、機会があれば乗ってみたい」と回答したユーザーの割合が51.2%を記録。

 あわせて79.1%の人が、一度新型シーポッドに乗ってみたいと回答する結果となっています。

 ちなみに、「あまり興味がなく、乗ってみたいとはそれほど思わない」と回答したユーザーの割合は11.6%、「ほとんど興味はなく、乗ってみたいとは思わない」と答えたユーザーの割合は9.3%でした。

 回答したユーザーに理由を聞くと、好意的な声としては「新しい規格に大変興味があり、その動力性能や乗り心地を試してみたいと思うから」「EVは小型のシティコミューターとしての位置付けが一番適していると考えているため」「セカンドカーとして、これ以上ないほどのものであるから」という意見がありました。

 また、「トヨタから出るクルマなので興味がある」という声もあったほか、「カーディーラーで働いており、今後の自動車業界を表していると感じた」という、販売の現場に立つスタッフならではの意見もありました。

 一方、見た目に関しては「正直にいうとデザインはいかにも実用一辺倒な感じで、乗ってみたいと思わせてくれないデザイン」と評価する声もあったほか、性能や装備について「(ベース仕様では)クーラーはオプションだし、バッテリー容量も少ない。2年後の一般販売ってこのままなら、一般ユーザーは買わない」「せめて、電池性能の向上を待ってから出してほしかった…」という声もありました。

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 全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mmという小型ボディ、150kmの航続距離(最高速度が制限されたEVに用いられるWLTCモードクラス1)、消費税込165万円からという特徴を持つ新型シーポッドについて、トヨタは発売を機に「協調」の姿勢でオープンに仲間を募り、新たなビジネスモデルの構築を目指していくとしています。

 前述のカーディーラースタッフもコメントしていたとおり、新型シーポッドは今後の自動車業界を占う一台になるといえるでしょう。