昨年末では1月に控えるリーグ戦での戦いに向けて、「今後を占う」可能性をついて言及していた、ボルシア・ドルトムントのエディン・テルジッチ監督。とりわけ上位との直接対決が多く控えていることがその理由であり、最初のヴォルフスブルク戦とレヴァークーゼン戦では連勝。しかしながら週末の17位マインツ戦では本拠地で痛み分けに終わってしまった。

 確かにその分の勝ち点を取り返すことを今回のレヴァークーゼンではできない。「どの試合が特別に重要だということもない」と指揮官も強調してはいるのだが、しかしながら4位のドルトムントにとって、3位レヴァークーゼンを直接叩けるということは勝ち点6の意味さえもつものだといえるだろう。

 またドルトムントが今回のマインツ戦でも苦しめられたように、深い位置で構えで高い規律をもって守備を固める戦術とは、レヴァークーゼンはおそらく異なる戦術を用いてくることも好材料ではあるのだが、いずれにしても週末の時にみせたパフォーマンスよりも上のものをみせていかなくてはならない。

 「我々としては我慢の気持ちを保ち、適切なスペースで、勇気をもってプレーしていかなくてならないよ」と選手たちへと要求。特に最前線でのスピードとパワーを活かしていきたいところ。攻撃陣ではジョヴァンニ・レイナが、喉の感染症から回復し復帰が見込まれているところだ。

 ただ守備陣に関しては、長期離脱へと入ったアクセル・ヴィツェルの代わりに中盤を担っているエムレ・ジャンが、この試合では累積警告のために出場停止へ。そのため今回のダブルボランチはジュード・ベリングハム、そしてトーマス・デラニーによって形成されることが考えられる。 

アヤックスの15才リークホフを獲得?

 オランダのテレグラフ紙は、ドルトムントがアヤックスから、15才のCFユリアン・リークホフを獲得することになるという。1月16日に16才の誕生日を迎えた後に、ドルトムントとの3年契約を締結する見込み。