メッシから暴力行為を受けたビジャリブレがその時の様子を語った。 (C) Getty Images

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 物議を醸しているのが、バルセロナのエースが犯したまさかの愚行だ。

 現地時間1月17日に開催されたスーペル・コパの決勝、バルサがアスレティック・ビルバオに2−3とリードされて迎えた、延長後半のアディショナルタイムだった。

 時間がないなか、左サイドにボールを展開し、得意の形でゴール前に走り込もうとしたリオネル・メッシは、そのコースを塞ごうとした敵のFWアシエル・ビジャリブレと激突。すると、相手の頭を思い切り両手で叩いたのだ。

 VAR検証の末、メッシにはクラブキャリアでは初めてとなるレッドカードが提示された。

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 90分に値千金の同点ゴールを奪っていたビジャリブレは試合後、バルサのロナウド・クーマン監督が、ビルバオのファウルの多さを指摘したのを受けて、「論争に巻き込まれる必要はない。すべてのチームがファウルを犯し、彼らも僕らにファウルを犯した。重要なのはあきらめないことだ」とコメント。メッシから受けた暴力行為については、こう告白した。

「メッシ? 前に行かないように身体を入れたら、怒って手を顔に当ててきた。明らかに攻撃してきたんだ」

 この23歳のストライカーのゴールで、目前だったタイトル獲得がその手がすり抜け、さらに逆転を許して時間がない状況だっただけに、メッシが苛立っていたのは間違いないだろう。果たして、大黒柱の出場停止は何試合になるだろうか……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部