「そのままじゃダメ?」 女性が疑問に思うカスタム3選

写真拡大 (全3枚)

手軽なカスタムだけど女性には不評?

 クルマが好きで、自分らしくクルマを楽しみたくなったらカスタムをしてみたくなります。

 ボディやインテリアの見た目を変える、車高を下げる、タイヤやホイールのインチアップ、エアロパーツなどの後付けパーツの装着など、カスタムの方法は多岐に渡りますが、クルマをカスタムしない女性からすると、「それほんとにかっこいいの?」と思われてしまうのがカスタムの難しいところです。
 
 女性はカスタムされたクルマをどんな風に見ているのでしょうか。

男心は車高が低ければ低い方がいい? 一方の一般女性からすると…。

【これぞ最強のセンチュリー!?】 あれ、何か違うド派手カスタム車を見る!(17枚)

●リフトアップ&ローダウン

 クルマ全体の印象を変えるカスタム方法として、車高を上げ下げする「リフトアップ」と「ローダウン」というものがあります。

 カスタムのなかでもローダウンは定番中の定番で、クルマをかっこよく見せたいならとりあえず車高を下げておくといわれるほどです。

 車高を低くすると、ボディとタイヤの隙間が減り、見た目がスポーティになります。また、重心が下がるので走行安定感が上がるメリットがあります。

 元々はレーシングカーに採用されていた方法で、一般にも広まるようになり、今ではメジャーなカスタム方法となりました。

 しかし女性のなかには、見ためよりも車高を下げるとクルマのボディが傷つかないか心配になるといった人もいます。

 たしかに通常の高さのクルマより少しの段差でも影響を受けやすく、ボディ下部や駆動系を傷つけやすいので気を遣う場面は多くなり、女性からしたら、それだけで大きなデメリットに感じてしまいます。

「普通に乗ってもいいのではないか」と女性からしたらいいたいところですが、かっこよさをとるか、利便性をとるかは本人の好みによるところではあります。

●ステッカーチューニング

 クルマのボディやリアウィンドウなどに貼って、手軽にクルマの雰囲気を変えることができるのがステッカーチューニングです。

 剥がすのも簡単で、さまざまなデザインがあるので大がかりにならずに自分好みに変えて遊べるメリットがあります。

 さまざまなブランドがクルマ用のステッカーを出していて、近年はアウトドアブームもあり、アウトドアブランドのステッカーを好んで貼っているクルマを見かけます。

 手軽ゆえに好きなステッカーを貼りたくなりますが、ボンネットにサイド、リア、ウィンドウの至るところに貼っていては統一感がなくなります。また、フロント・運転席・助手席のウインドウには一部を除いてステッカーやドラレコなどを貼ると道路交通法に抵触する可能性も。

 そういったクルマは、本人がよくても周りからは元のクルマのよさを損なうカスタムだと捉えられてしまいます。

 とくに女性の目は厳しく、ステッカー自体をよく思わない女性もいます。ワンポイントなら見逃す女性も、べたべたと貼ったクルマは子どもっぽい印象を受けるそうです。

 おしゃれにしたつもりが、ちぐはぐ感のある子どものシール遊びの延長になってしまっては台無しです。

 また、雨風にさらされ、紫外線を浴びたステッカーの経年劣化にも注意が必要です。

 色褪せてボロボロになった部分があると清潔感に欠けて、女性への印象は悪くなる一方です。

 ちゃんと手入れができないなら、むしろ貼らない方がよかったといわれかねません。

 車用ステッカーは一般的に5年が耐用年数といわれています。

 同じクルマに出会った時にもさりげない個性をアピールできるよう、日頃のメンテナンスをしっかりしておきたいところです。

夜になるとピカピカ光るクルマは女性には理解できないかも…

●LED&ネオン管

 夜になるとクルマの下を光らせて走っている派手なドレスアップカーを見かけることがあります。

 ボディの下にLEDなどのライトを装着してクルマを目立たせることができるカスタムスタイルで、「アンダーネオン」や「アンダーLED」と呼ばれることがあります。

 青や紫などの光で暗い路面を光らせているクルマは派手で、人目を惹きます。

 また、クルマ全体を虹のように色とりどりに光らせたクルマを見かけることもあり、その思い切ったカスタムに圧倒されることも。

 見た目重視で、ステッカーに比べると手間も費用もかかるクルマのライトアップは趣味性が高いカスタムです。

 そのため、「性能も上がらないのにそこまでの手間を掛けなくても」と女性には思われがちです。

 夜景やライトアップが好きな女性でも、クルマにまで派手なライトアップを施すのはやりすぎとのことで、見る分には構わないけど、同乗するのは遠慮したいといった声も聞かれます。

男も光り物がスキ! でもギラギラ過ぎるのはNG!?

 LEDなどを使ったライト装飾は、外装だけでなく車内やインテリアにも施すことができます。

 内装であれば外からはわかりづらいので、周りの目を気にする女性にとってはこちらのほうが受け入れられやすくなります。

 また、暗い車内のなかでも手元がわかりやすく、ムーディな雰囲気を演出することができるので二人の距離が縮まりやすくなりそうです。

 しかし、内装もやりすぎると女性から理解されなくなってしまいます。

 女性の反応を気にするならば、さりげないライトアップでおしゃれな空間を心掛けたほうがいいかもしれません。

※ ※ ※

 クルマのカスタムは、女性でいうところのメイクやファッションに相当します。

 女性も、男性ウケを狙ったメイクやファッションを取り入れることもありますが、大前提として自分のために綺麗にして、自分が楽しむためにおしゃれをしています。

 クルマを自分好みにカスタムしたい人も、自分が納得して楽しめていれば、周りを気にすることはありません。

 クルマをカスタムすることに馴染みのない女性には、その文化を理解することは難しいかもしれませんが、クルマのことを楽しそうに話している姿は女性にとって魅力的に映るはずです。