3大会連続優勝、絶好調の22歳が全豪へ意気込み

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テニスの世界ランキング10位、22歳のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)は、昨年10月の「J&T銀行 オストラバ・オープン」以来負けなしの15連勝で、同年11月の「リンツ・オープン」、今回の「WTA500 アブダビ」と、3大会連続優勝を飾った。


絶好調のサバレンカが今年2月の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/2月8日〜男子21日・女子20日/ハードコート)への意気込みを語った。米テニスメディアBaselineが伝えている。

オーストラリアでは入国後2週間の隔離期間が義務付けられており、その間の「退屈な引きこもり」にどう対処するのか聞かれたサバレンカは答えた。「ホテルの部屋でも運動できるように、コーチがレンタルのトレーニングバイクを手配してくれているの」


隔離期間中、選手たちは練習コートでのトレーニングや食事を含めて、5時間だけ部屋から出ることを許されている。だがエネルギーに溢れたサバレンカには、それではとても足りないという。「5時間では私には足りない。だから14日間毎日、一日中トレーニングバイクをこいでると思うわ」


腕に虎のタトゥーを入れていることでも知られるサバレンカは、空き時間に「その『決断』がすべてを解決する」という本を読んで感銘を受けたそうだ。


「人生にはテニスより大切なことがたくさんある。だからコートに出ている時はテニスを楽しむべき、すべての瞬間を楽しむように全力を尽くすべきよ。自分が得たチャンスを活かそうと努力している。そういう風に考えるようになってから、前より結果を出せるようになった」


「私の試合前のルーティンは、まずウォームアップのためのウォームアップ、それから1時間のウォームアップ、そして試合前のウォームアップ。私のチームはみんなポジティブな人ばかりだから、試合でも冷静でいられるの。どんな時でも助けてくれるし、悪いところがあれば直してくれる。私が成功してるのも、チームのお陰よ」


アブダビでの優勝はキャリア9つ目のタイトルとなった。「何もかもが完璧にできた。というか、すべての試合でできることを全部やった。 “ああすれば良かった”と思うことは一つもなかったわ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのサバレンカ
(Photo by Julian Finney/Getty Images)