ルカ・ヨヴィッチがレンタルという形で、レアル・マドリードからアイントラハト・フランクフルトへと復帰することが、木曜午後に正式に発表がなされた。レンタル期間は半年間で、背番号は9を身に着ける。かつては自身もFWとして活躍した経験をもつ、フレディ・ボビッチ競技部門取締役は「レアルでは決して楽な時間を過ごせていたわけではない。今の彼にとって重要なことは元の状態へと戻ること。そしてフランクフルトへの復帰は彼の願いだった」とコメント。

 ベンゼマの壁を越えられず、また病気や怪我などもあり通算32試合の出場に止まっていた「ルカは、これから数ヶ月間を利用して、この自身が信頼を置ける環境へと身を投じ、以前の力を取り戻していくことがきっとできるだろう。レアル・マドリードも、そういった部分を評価し、さらに前進していけると考えている。一方で我々にとっては、オフェンスに更なるオプションを加えることができたよ」と、言葉を続けている。

 なおアイントラハト・フランクフルトではヨヴィッチは、通算75試合に出場して36得点9アシストをマーク。特に2018年10月、フォルトゥナ・デュッセルドルフを相手にマークした、1試合5得点は今でも忘れられない場面だ。ちなみにすでにコロナ感染が確認されているヨヴィッチについては、フランクフルト復帰に際して特に一時的に隔離措置を受ける必要はない。