ポルトガルへの移籍が取り沙汰されているが…本田の新天地はどこに決まるのか。(C) Getty Images

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 昨年末にブラジルのボタフォゴ退団を報告していた本田圭佑は1月14日、自身のツイッターを更新。ボタフォゴの友人たちへ謝意を伝えた。

 昨年1月に大きな期待を背負いブラジルのボタフォゴに入団した本田だったが、昨年末に退団。クラブの相次ぐ監督交代や、全国選手権での1部リーグ降格圏を彷徨う低迷ぶりもあり、去り行く本田に“裏切者”との批判がある一方、「彼は決して誰も傷つけなかった」と冷静な分析や、ピッチ外でのクラブの助けになっていたなど擁護する声も上がり、ファンの意見も賛否両論。

 そんな状況に輪をかけるように、現在ブラジルで大きな話題となっているのが、「Despedida de Honda(本田の送別会)」という動画だ。

 レストランらしき場で黒いTシャツに短パン姿の本田圭佑が、椅子の上にマイクを握って立っている。複数のチームメイトらしき選手たちと同席しているようだ。また動画の続きでは、ステージ上のバンド演奏に合わせて、本田たちがノリノリで楽しむ様子も記録されている。

 一昔前であれば微笑ましい送別会の様子で済みそうだが、コロナ禍の現在、マスクもせずに複数人で騒ぐ姿はファンにも受け入れがたいものだろう。ましてや、ブラジルでは新型コロナウイルスによる死者は20万人を超え、年が明けても1日当たりの死者数が1000人を超える日が続いている。
 
 このニュースが広がった後に、自身のツイッターを更新した本田はまず、「あなたたちにどんなに嫌われても、私は感謝しています」と投稿。

 続けて、「ボタフォゴの友人たち、歓送迎会に参加してくれた人たちに謝りたい。ただ、私は来てくれたことに感謝しています」とコメントした。

 本田のブラジルでの挑戦は、希求されキャプテンまで務めたものの、大きな逆風のなか去り行くことになってしまったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部