ジョコビッチが辞退したATP選手協議会の新メンバー発表

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テニスの世界王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、昨年8月下旬にATP選手協議会の議長を辞任し、選手だけの新しい組合、Professional Tennis Players Association(PTPA)を立ち上げたことは以前にお伝えしている通り。それをめぐり紆余曲折があったが、協議会の後任が決定した。英スポーツメディアSky Sportsが報じている。

昨年11月に、協議会の新メンバー選出に当たり、選手たちはジョコビッチを再び協議会のメンバー候補に選んでいた。ジョコビッチも「PTPAはATPと対立する団体ではない」として、協議会復帰に前向きだった。ところがATP側が、「選手は他団体とATP選手協議会の両方に所属することはできない」としてジョコビッチが候補となることを拒否。ジョコビッチもそれを受け、候補から辞退した。


その結果、今回ATP選手協議会の新メンバーとして、ジル・シモン(フランス)、マーカス・ダニエル(ニュージーランド)、パブロ・アンドゥハル(スペイン)の3人が選出された。シモンは再選出、残りの2人は初選出となる。


引き続き協議会のメンバーである7人も、2022年6月まで任期を務める。新メンバーを加えたATP選手協議会メンバーは下記の通り。


シングルス1-50位代表:フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ジョン・ミルマン(オーストラリア)、ラファエル・ナダル(スペイン)


シングルス51-100位代表:パブロ・アンドゥハル(スペイン)、ジル・シモン(フランス)


ダブルス1-100位代表:マーカス・ダニエル(ニュージーランド)、ブルーノ・ソアレス(ブラジル)


全般代表:ケビン・アンダーソン(南アフリカ)、アンディ・マレー(イギリス)


元選手代表:コリン・ダウデスウェル(イギリス)


コーチ代表:ダニエル・バルバードゥ(ベネズエラ)


(テニスデイリー編集部)


※写真はテニスコートのイメージ
(Photo by Adam Lacy/Icon Sportswire via Getty Images)