尻もち式の、天山(右)のオリジナルTTD

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 新日本プロレスの天山広吉(49)が「ジ・エンパイア」改め「ユナイテッド・エンパイア」のグレート―O―カーンを制裁する。6日の東京ドームシティホール大会では、試合後に掟破りのTTDを浴びて担架で運ばれる屈辱を味わった。暴虐の限りを尽くすオーカーンに怒りを爆発させる猛牛は「100倍返し」として“奥の手”の解禁を示唆した。

 オーカーンの襲撃を受けた天山は、古傷の首を負傷。幸い大事には至らず、23日の東京・大田区総合体育館大会で復帰戦(天山、小島聡組対オーカーン、ウィル・オスプレイ組)が組まれた。

「ここ最近は(首の)調子は悪くなかったんですけど。ファンの方にご心配をおかけしてしまって、まさにツームストーン…。トレーニングは徐々にできてますし、復帰する時には万全の状態に治してって感じです」と復活を誓う。

 負傷の原因が試合後の蛮行とあって、オーカーンに対する怒りは収まらない。30日の愛知県体育館大会では一騎打ちも組まれ「落とし前をつけないと。地獄に葬ってやりますよ。やられた痛みと屈辱は100倍返しで返さないといけないですから」とまくしたてた。

 モンゴリアンチョップを得意技とする共通点があることも以前から気に入らなかったという。「モンゴリアン使ってる時点で『ふざけんな』って思ってましたから。何のあいさつもなしにやりやがってじゃないけど、人としてどうなんだと。こっちは何十年もやってきた自負があるので、絶対に譲ってはいけない戦い」。言いがかりにしか聞こえない気もするが、とにかく雪辱に燃えている。

 昨年はマスター・ワト(23)のマネジャーとしての活動が目立ったが「ここでしっかり天山広吉を見せないといけない」という思いは強い。さらには「それこそ元祖TTDじゃないですけど、へし折ってやると。そうじゃないと100倍返しにならないし。封印を解く時が来たのかもしれない」とまで口にした。

 危険度の高さからここ一番でしか出さないオリジナルTTDは、2011年8月14日の小島戦を最後に使用されていない。怨敵制裁のためには解禁も辞さない覚悟だ。

「俺にとっちゃただの若造だし、なめんなよって。なにが『余』だって。なに調子こいてんだ、勘違いしてんじゃねえ。帝国だなんだと言ってますけど、なんの帝国だ。ちゃんちゃらおかしいですよ。妄想みたいな話してんじゃねえ」と世間の声を代弁した天山。丑年に怒りの猛牛がよみがえる。