デル ポトロ「天国から見守っていてください」。63歳の父を亡くし想いつづる

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2009年「全米オープン」覇者であり、現在は膝の怪我からの復帰を目指しているフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)。その彼の父ダニエルさんが現地11日に亡くなり、デル ポトロは自身のInstagramで父への想いをつづった。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、63歳で亡くなったダニエルさん。12月中旬に心臓手術を受けており、それ以来健康状態が良くなかったようだ。獣医であったダニエルさんは常に控えめだったといい、息子がジュニア大会で戦っていた幼い頃からATPツアーに参戦し始めるまで、あらゆる国内大会に付き添った。


そんな父についてデル ポトロは以前に「僕が大きな大会でプレーするのを一度も会場で見たことがない」と話し、両親に自分のプレーを見せることが怪我から復帰するモチベーションになると明かしていた。


父を亡くし、悲しみの中にいるデル ポトロ。現地12日に自身のInstagramでダニエルさんへの想いをつづった。


「あなたは僕たちを大きな悲しみと共にここに置いて行ってしまったが、あなたが安らかに眠ることを分かっている」「今、あなたは他の天使と一緒にいる。どうか天国から母さん、妹、そして僕を見守っていてください」


そして父を称え、あふれる感謝の気持ちを送っている。


「あなたは僕たちにとって真の、そして唯一のチャンピオンです。価値観をもって誠実に、一生懸命に僕を育ててくれて、そして僕のテニス選手になるという夢を叶えるために不可能を可能にしてくれてありがとう」


「あなたがいなくてどうやって生きていけばいいか分からないが、あなたが教えてくれた諦めないということを、全てのことに活かしてゆくよ。愛してるよ、父さん!!!」


デル ポトロはこのメッセージと共に、ジュニア時代の自身とダニエルさんの写真を投稿している。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2019年「ATP500 ロンドン」でのデル ポトロ
(Photo by Hannah Fountain - CameraSport/Getty Images)