西武の鉄道×百貨店連携、珍しいかも…?


西武鉄道の電車(伊藤真悟撮影)。

 西武ホールディングスは2020年1月7日(木)、スマートコインロッカーを使った駅配サービス「BOPISTA(ボピスタ)」を、2月8日(月)から3月31日(水)まで実施すると発表しました。そごう・西武および株式会社セントラルオペレーション、株式会社SPACERとの協業による実証実験としています。

 オンラインで注文した西武池袋本店のスイーツなどの商品を、西武鉄道の駅構内に設置するスマートコインロッカーで受け取れるサービスです。駅間の商品輸送は西武グループが鉄道を利用して行います。
 
 注文はスマートフォンなどから24時間OK、商品受け取りは最短3時間後からとのこと。ただし、いずれも土休日は除きます。

 購買可能な商品は、常温保存可能な焼き菓子などのスイーツ、化粧品や小物といったギフトの一部。原則、商品代金に応じて100円から500円の利用料がかかるといいます。サービス提供駅は池袋駅、富士見台駅、所沢駅で、いずれも改札外に設置予定だそうです。

 西武ホールディングスはこのサービスについて、「自らの生活動線のついでに非対面でのスマートな商品受け取りが可能」「バレンタインデーやホワイトデーといった繁忙期でもお店の混雑や閉店時間を気にせず買い物できる」とし、また鉄道で商品輸送を行うことで、「社会課題となっている物流における環境負荷の軽減に資する可能性を模索」するとしています。