ソニー・ピクチャーズがビデオゲームを原作とするドラマシリーズ7本を製作

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米ソニー・ピクチャーズが、PlayStationのビデオゲームを下敷きにしたドラマシリーズ7本を製作する計画を進めていることが明らかとなった。米Screen Rantが報じている。

これまでビデオゲームの映像化作品は、限られたファン層にしか受け入れられない印象が否めなかったが、最近は実写版映画『名探偵ピカチュウ』や『ソニック・ザ・ムービー』、Netflixの『ウィッチャー』など、ビデオゲームをもとにした映画やドラマが大ヒットしている。

その流れを受けてか、米ソニー・ピクチャーズで会長兼CEOを務めるトニー・ヴィンシケラが、PlayStationのビデオゲームを映像化するドラマシリーズ7本と、映画3本の企画を進行させていると明かした。「我社には、"One Sony"と呼ばれるプログラムがあります。今後、さらにソニーの企業が統合されていくのを目にするでしょう」とコメント。会長が言った計10本のビデオゲームの映像化作品のなかに、7月16日に米公開予定のトム・ホランド(『スパイダーマン』シリーズ)が主演する映画『Uncharted(原題)』や、最近、米HBOが製作を発表したドラマシリーズ『The Last of Us(原題)』が含まれているのか、それともまったく新しい作品なのかどうかは不明。

これまでに、映画『バイオハザード』シリーズなどビデオゲームを映像化した作品は、映画やドラマの製作スタジオがプロデュースを手掛けてきたが、米ソニー・ピクチャーズはPlayStationと映画スタジオの両方を所有している。よって、自社で手掛けたビデオゲームの映像化作品を自社のスタジオで製作できるため、かなり有利な立場にいると言えそうだ。

また、オスカー・アイザックが主演を務める映画版『メタルギアソリッド』の製作も進んでいる。その他ソニーが手掛ける作品以外にも、Netflixがドラマ版『アサシン クリード』とドラマ版『バイオハザード』の製作を発表し、ビデオゲームを映像化する空前のブームとなっている。(海外ドラマNAVI)

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『Uncharted』公式Twitterより