世界292位ロシアの21歳が、6位プリスコバ撃破の大金星。「自分ではないみたいだった」

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現地9日の「WTA500 アブダビ」(アラブ首長国連邦・アブダビ/1月6日〜1月13日/ハードコート)大会4日目。女子シングルス2回戦で、世界292位のAnastasia Gasanova(ロシア)が第3シードの世界6位カロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-2、6-4のストレートで撃破した。試合時間は1時間15分。

現在21歳のGasanovaは予選から勝ち上がり、今大会が初のツアー本戦。さらにこの試合はトップ10はおろかトップ100との初めての対戦で、いきなりの大金星を挙げた。


WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、Gasanovaは試合後の記者会見で「コートでは、自分ではないみたいだった」「私は自分にとても自信があったの。今は本当に幸せ」と興奮気味に話した。


「本当に驚いたわ。でも、今日起きた時には"できる。きっとこの試合に勝てる"と考えていたわ」「実は予選とかで負けると思っていたんだけど、ただ"勝ちたい。勝たなきゃいけない"という風に自分を駆り立てていたの」


そして、Gasanovaが2021年の目標として持っているのは「200位以内に入ること」だという。


「それが私の目標なの。トップ10の選手と対戦することは私にとって素晴らしい機会であり、私がどれだけ戦えるかを示す絶好のチャンスだわ」


大金星を挙げたGasanovaは3回戦で、世界66位のサラ・ソリベス トルモ(スペイン)と対戦する。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「WTA500 アブダビ」でのGasanova
(Photo by Francois Nel/Getty Images)