“リーグ最高級3トップ”だったはずが…… リヴァプール前線ユニットに痛烈批判
昨季まで各方面からあれほど高い評価を受けていたリヴァプールの強力ユニットは、いったいどうしてしまったのだろうか。2020-21シーズン、主力DFの相次ぐ負傷離脱で守備陣に不安を抱えながらの戦いを強いられている同クラブだが、攻撃面でも悩みは尽きない。
現地時間4日に行われたプレミアリーグ第17節でサウサンプトン戦に0-1の敗北を喫し、3試合連続で勝利を逃すこととなってしまったリヴァプール。激しい首位攻防戦が繰り広げられるなかでまだなんとか首位をキープしているものの、この足踏みは彼らにとって痛い。2位マンチェスター・ユナイテッドが猛烈な勢いで追い上げを見せていることもあり、今後近いうちに首位交代が実現する可能性は決して低くない状況と言えるだろう。
一体、昨季85得点を記録した攻撃陣はどうしてしまったのだろうか。クラブOBのスティーブ・ニコル氏もこの状況を危惧。同氏はモハメド・サラー、サディオ・マネ、ロベルト・フィルミーノの3トップがこれまでほど機能していないと指摘し、米『ESPN』へ次のように語っている。
「リヴァプールにとっての問題がどこにあるかは、かなり明確だと思う。前線だ。現在のフロント3は何も生み出さないし、何もチームに提供していない。クリエイティブさも見られないね。ニューカッスル戦でこそいくつかチャンスを創出したが、サウサンプトン戦とウェストブロム戦では何も生み出さなかったね。チャンスがなければ、当然ゴールも生まれない。クロップは3トップの選手たちときちんと話し合う必要があると思う」
昨季までは“プレミア最強の3トップ”という呼び声も高かったリヴァプールの前線ユニットだが、その影響力は今季著しく低下してしまったのだろうか。守備陣に不安を抱えるリヴァプールだが、前線にも問題は尽きない。