19歳の全仏女王が振り返る1年「小さなことの大切さを知った」

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昨年の「全仏オープン」で、19歳にしてポーランド人選手として初のグランドスラム優勝を果たし、キュートで朗らかな人柄でファンを魅了したイガ・シフィオンテク(ポーランド)。彼女は最近、プリンスのラケットから、12歳まで使っていたテクニファイバーのラケットに戻したそうだ。そんなシフィオンテクが、激動の2020年を振り返った。Tennis World USAが報じている。

シフィオンテクは2020年テニス界のスターの一人だったが、彼女が振り返ったのはテニスのことばかりではなかった。シフィオンテクはTwitterに何枚かの写真と共にこう綴った。


「なんてクレイジーな1年!そして心の平和と喜びを与えてくれる小さなことたちが、どんなに大切かを教えてくれた年だった。2020年に私に起こったこと:メルボルンで世界一美味しいパンケーキを食べた」


「いくつかの大きな試験に通って高校を卒業。良い音楽を聴いた。おもしろい本を読んだ。海と、レマン湖で泳いだ。新しいコーチを迎えた。素晴らしい人々と出会った。人生についてたくさんのことを学んだ」


「夜のパリ、秋のポーランドの海岸を見た。それからちょっとテニスもした」


「全仏オープン」での優勝で、シフィオンテクはポーランド人選手として初のグランドスラム覇者となったばかりでなく、21世紀生まれの最初のグランドスラムチャンピオンとなった。世界ランキングは2019年の最高位49位から一気に17位まで上昇。


そんなシフィオンテクだが、数年のうちにある程度の結果を出せなければ、プロをやめて勉強に集中していただろうと言うのだ。素晴らしい結果を出してプロを続けることになり、テニスファンにとってこんなに嬉しいことはない。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのシフィオンテク
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)