キリオスが約11ヶ月ぶりにツアー復帰へ。31日開幕の母国開催大会で

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31日に開幕予定の「ATP250 メルボルン」。5日にATP(男子プロテニス協会)が出場予定選手を発表し、世界46位のニック・キリオス(オーストラリア)が久しぶりにツアー大会に復帰予定であることが分かった。

キリオスは2020年シーズン、「ATPカップ」「全豪オープン」、そして2月の「ATP500 アカプルコ」に出場。しかし新型コロナウイルスの拡大により、ツアーはしばらく中断に。ツアー再開前の8月には「全米オープン」欠場を発表し、その後も大会への出場は見送っていた。


以前は「悪童」と呼ばれる振る舞いや言動が目立っていたキリオス。しかし、昨年は新型コロナウイルスに関してテニス界へ警鐘を鳴らしたり、母国でテニス普及のための慈善活動を開始などといった行動で注目を集めた。


今回、地元オーストラリアの大会で約11ヶ月ぶりにツアー復帰の予定となったキリオス。世界トップクラスのスキルで、再びファンを楽しませることが期待される。


「ATP250 メルボルン」にはキリオスのほかに、世界18位のスタン・ワウリンカ(スイス)、同21位のフェリックス・オジェ アリアシム (カナダ)、24位ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、43位マリン・チリッチ(クロアチア)らがエントリーしている。


なお「ATP250 メルボルン」と同週には、今年はメルボルンに場所を移して開催される「ATP250 アデレード」、そして男子国別対抗戦「ATPカップ」も行われる。「ATPカップ」には日本も出場し、錦織圭(日本/日清食品)、西岡良仁(日本/ミキハウス)、マクラクラン勉(日本/イカイ)、松井俊英(日本/ASIA PARTNERSHIP FUND)がメンバーとなっている。


(テニスデイリー編集部)


※写真は2020年「全豪オープン」でのキリオス
(Photo by Kelly Defina/Getty Images)