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オーネットは4日、2021年に成人式を迎える新成人の男女618名に対して「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。

26回目となった今年の調査では、新成人の恋愛や結婚に関する意識にも新型コロナウイルス感染症が大きく影響。特に女性の方がその傾向が大きくなった。「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」といった結婚願望は、昨年より5ポイント減少し73.8%と過去26年で最も低い結果となった。これは、男性の「結婚願望あり」の割合が昨年とほぼ横ばいだった一方で、女性の「結婚願望あり」の割合が、72.5%と10ポイント以上も低下したため。「結婚をしたら子供がほしいですか?」という質問でも、子供が欲しくなくなった女性が増加。昨年比で男女合わせて4.2%減少となり過去26年間で最も低い結果となった。

交際経験のある新成人も全体で56.3%と、2018年以降3年連続で6割を上まわる割合で推移していたものの、今年は6割を下回る結果となった。男性は前年とほぼ同水準で微減だったが、女性は8ポイント低い58.3%と減少幅が大きくなったことが影響した。この恋愛経験の減少傾向についてもオーネットは、「新型コロナウイルス感染症における外出自粛により、出会いの機会が減少したことによる影響と考えられる」としている。

また、交際相手がいる男女が相手と「どうやって知り合ったか」については、例年どおり「大学(専門学校、大学院含む)」が全体でトップ。2位「幼稚園〜高校時代までの知り合い」、3 位に「アルバイト先」で、昨年3位の「ネット(SNS)」が4位と順位が逆転した。このネットでの恋人づくりについては、マッチングアプリにTwitterが僅差で続いていることから、アプリだけでなくTwitterも「出会いの手段」として考えている新成人が一定数存在。この逆転についてもオーネットは、「外出自粛の風潮の中、信頼のおける元々の知り合いとしか会わない人が増加したのではないかと推察できる」としている。