謝罪会見からちょうど4週間後に放送された「笑ってはいけない」に、渡部さんの姿はなかった(2020年12月3日撮影)

写真拡大

2020年も滞りなく放送された、大みそかの「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の「笑ってはいけないシリーズ」。その放送に対し、お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さん(48)について、「渡部はどこに出るはずだったんだろう?」といった疑問の声がネット上にあふれている。

藤本さんらとの共演?エンディングに登場?

渡部さんといえば、2020年6月11日発売の「週刊文春」で複数女性との不倫を暴露され、芸能活動を休止。

その後、11月17日発売の「週刊女性」(12月1・8日合併号)に、渡部さんが2020年の大みそかに放送される同番組に出演するため、発売日の翌日である同月18日に収録に参加するとの記事が掲載されたほか、20日には「スポーツニッポン」も復帰を報道、その「極秘計画」の存在が明らかになったのだった。

しかし、これらの報道に対し、視聴者からの疑問の声が噴出。12月3日に渡部さんは謝罪会見を開いたものの、心もとないやり取りに終始してしまったため、世論はさらに硬化。このため、12月7日には、やはりスポニチから「"お蔵入り"にする方向で調整している」との記事が飛び出すなど、早々に渡部さんの「カット」が既定路線となっていた。

そして、その報道の通り、渡部さんが「大貧民Go Toラスベガス」に登場することはなかった。このため、視聴者からはその出番がどこだったのか、という疑問が噴出しているのだ。

候補として上がるものとしては、たとえばFUJIWARAの藤本敏史さん、TKOの木下隆行さんという、やはり「お騒がせ」枠の芸人が登場した場面がある。ここで実は渡部さんが登場していた、あるいは差し替えになったのでは?という説だ。ほかにも、「新しい地図」の草なぎ剛さんや香取慎吾さんがらみだったのでは、という説、カットされたエンディングに登場していたのでは説など、さまざまな見方が浮上している。

またこうした中で散見されるのが、

「あっ? もしかして、過去の笑ってはいけないシリーズクイズって渡部の登場コーナーのカット穴埋め?」

といった声だ。

2回目の「クイズ」はもしかして...

これらの声が指摘するのは、放送開始から2時間30分が経過した21時過ぎから始まったクイズコーナー「ガキベガス」。同コーナーでは「笑ってはいけない」というルールが停止され、通常のクイズ番組よろしく出演者の5人はクイズに正解することを至上命題としてしのぎを削ったが、出題VTRは過去映像をつないだものだった。

このため、出演者のにこやかなトークとは裏腹に、視聴者からは「過去の名場面クイズという時間稼ぎ」といったツイートが噴出するなど、「中だるみ」が否めないとする声が相次いでしまったのだ。確かに、クイズの出題内容とはいえ、過去映像をつないだVTRでは、インパクトという点では弱さは否めない。

ただ、新型コロナウイルスの流行によって通常の撮影ができなかった結果ではないかとする声も多い。事実、21時過ぎから始まった「ガキベガス」は22時前に終了するなど、約1時間にわたって放送されており、渡部さんの出演部分が全て「飛んでしまった」穴埋めと考えるには、やや長いと言うことが出来るだろう。

とはいえ、「ガキベガス」は番組終盤の23時38分頃から23時54分頃にかけても放送されており、しかも、ここでの放送時間は約16分と、「ちょうど1人分」と言えなくもない分数であり、「妙な冗長感」を醸し出していたことは事実。

もはや、「渡部さんがどこで出るはずだったのか?」という問いは検証不可能だが、やはり、渡部さんのことが頭をよぎってしまうのは、視聴者の心理としては無理からぬことと言えるのではないだろうか。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)