ワウリンカが語るキャリア最高の勝利、フェデラーとの一生の絆

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スタン・ワウリンカ(スイス)は男子テニス界で対戦相手として最も恐れられている選手の一人だ。プロ生活18年、16のタイトルを獲得しているベテランが、同胞の先輩であるロジャー・フェデラー(スイス)との関係や、自分にとって最高の勝利について語った。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。

アスリートにとって、最高の勝利を一つ選ぶというのは難しいものだ。スイスの雑誌Paris Match Suisseでのインタビューで、ワウリンカは次のように答えた。「一つを選ぶのは不可能だよ。2006年のクロアチアのウマグでの初優勝は、とても重要だ」


「12年間戦って、(2014年に)ようやく“デビスカップ”でスイスが優勝できたのも素晴らしかった。それから北京でロジャーと一緒に掴んだオリンピックの金メダルも。あれは僕の初めてのオリンピックだったから、特にね」


「もちろん個人的には、グランドスラムでの3回の優勝も忘れられない」


そこでワウリンカは、「フェデラーがいなければ、あなたはスイスで最高のアスリートだった。フェデラーに嫉妬しないですか?」と尋ねられた。


ワウリンカは答えた。「史上最高のアスリートの一人に、どうして嫉妬なんかできる?僕がプロになった頃、彼は既にトップ選手だった。彼に会うことができて、一緒に優勝することができた。ロジャーと同じ時代にテニスができたことは素晴らしいよ」


「僕らは一緒にたくさんのことを潜り抜けてきた。僕らは本当の友達だ。今はお互いに忙しく、全然違う生活を送っていてもね。分かち合ってきたすべてのことが僕らの一生の絆だよ」


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのワウリンカ
(Photo by Daniel Pockett/Getty Images)