錦織も登場!「ATPファイナルズ」爆笑シーンまとめ

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ダニール・メドベージェフ(ロシア)の初優勝で幕を閉じ、2021年からはイタリアのトリノに場所を移して行われる「ATPファイナルズ」。2009年からのロンドン開催が終わったことにちなんで、同地で行われた過去12年の爆笑シーンのベスト10をATPが選出。その一部を紹介しよう。

9位に入ったのは、アンディ・マレー(イギリス)のゴング・チャレンジ(2016年)。観客席に設置された鐘(ゴング)にボールを当てるチャレンジで、思うように的に当てられないマレーが次第にイライラしてしまい、隣りでその模様を実況しているアナウンサーに向かって、「集中している時は喋らないでくれ」と八つ当たり。


5位は、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)によるロジャー・フェデラー(スイス)へのインタビュー(2017年)。ディミトロフがフェデラーへのインタビュー役を仰せつかるが、慣れない役回りにしどろもどろ。「どのくらい時間がある?」と聞くフェデラーに「もうカメラは回ってるんだ。だから…」とディミトロフが言った後、二人で爆笑。気を取り直してインタビューを再開するが、お互いのファッションを褒め合うなど、話はだんだん脱線していき…。


ドミニク・ティーム(オーストリア)が撮影を務めた地下鉄構内(2018年)は4位に。オープニング・セレモニーに向かうためスーツ姿でロンドンの地下鉄に乗り込んだ選手たちのうち、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は唯一ソックスを履かずに素足で革靴を履いており、足にマメができようとも「ベスト・ドレッサーは僕だ」と自画自賛。錦織圭(日本)は、ティームから「今年ここまでのハイライトは?」と質問されて、「チャレンジャー・ツアーに参加したこと」と返答。すると、「その通り!信じられないよ、まったく」とズベレフが大ウケ。


3位に入ったのは、サッカー界のスーパースターによる珍プレー(2018年)。恋人、息子と共に大会を観戦中のクリスティアーノ・ロナウドが、自分たちの方へ飛んできたテニスボールをキャッチするかと思いきや、取りそこね。取れなかったボールは跳ねて恋人の頭に当たった後、息子が拾って投げ返し、ロナウドも苦笑することに。


3位に続いて2位も珍プレー(2017年)。今回の主役はなんとフェデラーで、対戦相手のジャック・ソック(アメリカ)はネット際でチャンスボールを返してしまった後、ネット前に出てきたフェデラーからの強烈なボールが来ると思ってとっさに背中を向ける。すると、彼の突き出されたお尻に動揺してしまったのか、フェデラーがチャンスボールをネットに引っかける。


そして1位に選ばれたのは、5位にも登場したディミトロフがライアン・ハリソン(アメリカ)に引っかけられた時の映像(2017年)。インタビュアーに遠隔で指示を出すハリソンにより、バックストリート・ボーイズの「I Want It That Way」を歌うよう要望されたディミトロフは、最初断るが、執拗に懇願されたため、しょうがなくまったく音程の合わない歌を披露する羽目に。そこへハリソンが現れたことでやっと引っかけられたことに気づいたディミトロフは、ライアンと肩を組んで二人で大笑い。最後、ディミトロフは「これまでで最悪の質問だとは思ったんだ」と笑いながら話している。



(文/生盛健)


※写真は「Nitto ATPファイナルズ」でのメドベージェフ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)