2020年12月31日、「Adobe Flash Player」のサポートが終了しました:今日は何の日?

※年末年始は製品やサービスの発売、発表のニュースが少ないため、過去の記事から気になるものを紹介します。

Adobe、Flashの2020年末廃止を発表。HTML5やWebGL、WebAssemblyへの移行を推奨

2017年の7月に発表されていたFlashのサポート終了ですが、ついにその日がやってきました。先にモバイル向けのFlashが2011年に終了宣言されていたこともあり、発表当時でもFlashが必要な場面はだいぶ減っていたこと、そして、3年ちょっとという長い期間が設けられていたこともあり、大きな混乱もなく終了へと向かいました。

とはいえ、古いコンテンツの愛好家……とくにFlashゲームが好きな人にとってはかなり厳しい現実です。この年末はFlashを使ったページの削除が増え、「くまのプーさんのホームランダービー」など、一部に人気だったコンテンツが新規に作り直されることなく消えてしまいました。

Flash Playerの最終版は今月リリースされていますが、2021年1月12日以降、ローカルであってもコンテンツの実行はブロックされる予定です。

なお、オープンソースのAdobe Flashエミュレーターとして「Ruffle」が開発中で、完璧ではないものの、Flashで作られたコンテンツの再生がある程度可能になっています。もう再生できないからと削除してしまわず、将来の対応に期待して残しておくといいかもしれません。

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