19歳の全仏女王がゲームで使うキャラはナダルとあの元世界女王

写真拡大

今年の「全仏オープン」でポーランド人選手として初めてのグランドスラム優勝を遂げた19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、ビデオゲームでテニスをする時に使うキャラを明かした。ウェブメディアEssentially Sportsが報じている。

彼女が好むキャラは、グランドスラム20回優勝のラファエル・ナダル(スペイン)か、グランドスラム3度優勝のリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)。本人によれば、シフィオンテクはそれほどひどいゲーム中毒ではないが、プレイステーションによってテニスを学び、時間がある時にはゲームをするそうだ。


ITF World誌のインタビューで、シフィオンテクはテニスのゲームをした翌日に本当のテニスの試合があると、前日プレーしたキャラのスタイルを真似しようとすると語っている。彼女が「トップスピン・プレーヤー」になったのは、ゲームをしていた影響かもしれないという。


「いつもラファ(ナダル)としてプレーするわ。あとはリンゼイ・ダベンポート、彼女はとても背が高いから。私がトップスピン・プレーヤーなのは、もしかしたらゲームで慣れていたからかもしれないわ。それほど大きなものではないにしても、影響はあったと思う」とシフィオンテク。


それまであまり注目されていなかったシフィオンテクは、「全仏オープン」優勝で一躍脚光を浴びた。年齢に似合わない落ち着きとテニスのセンスを見せたシフィオンテクは、同大会で元世界女王のシモナ・ハレブ(ルーマニア)や全豪女王ソフィア・ケニン(アメリカ)を撃破。男子シングルスを制したナダルと同様に、1セットも落とさない圧倒的な強さで優勝を果たした。


グランドスラムのシングルス優勝はボーランド人選手として初の快挙だったことから、ポーランド版Forbes誌の「2020年最も影響力のある女性100」のリストにも選出されたシフィオンテク。また19歳での「全仏オープン」優勝により、1992年のモニカ・セレス(ユーゴスラビア)以来の若いチャンピオンとなった。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全仏オープン」でのシフィオンテク
(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)