大坂なおみのテニスが「レベル50」だとすれば、他のことは?

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大坂なおみ(日本/日清食品)は23歳にして既にテニスの世界最高峰の大会であるグランドスラムで3回優勝という偉業を成し遂げている。だが現在世界ランキング3位の大坂は、自分の他のことのレベルは、テニスのレベルにまったく追いついていないと感じている。ウェブメディアEssentially Sportsが報じた。

2018年の「全米オープン」で優勝して一躍スター選手となった大坂は、2019年「全豪オープン」でも優勝を遂げてグランドスラムを連覇。その後、アジア人選手として初の世界ランキング1位となった。


現在も世界から注目を浴び続けている大坂が自分に足りないと思うのは、テニスの力よりも他のことだ。先日のVogue誌のインタビューで、大坂は語っている。


「以前はすべてがテニスにかかっているように感じていた。でも今は、バランスが大事だと分かったの。もっと幅広く、いろんなことを知りたい。小さなことを知ることの積み重ねが、大きな知識になると思う。出会うすべての人にやさしくなりたい」


「ゲームの世界にたとえるなら、今の私はテニスではレベル50ぐらい。そして人生の他のすべてのことにおいては、レベル5か6ぐらいなの。全部、同じぐらいのレベルになりたいわ」


2020年が大坂にとってテニスだけでなく、人間としても大きな飛躍の年となったことは明らかだ。2021年にはまたどんな成長を見せてくれるだろうか。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「ウェスタン&サザン・オープン」での大坂なおみ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)