ジョコビッチ、新組合について「ATPと対立するつもりはない」と強調

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男子テニス世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が現地21日にTwitterを更新。ATP選手協議会のメンバー候補となっていたが、辞退したことを明かした。

ジョコビッチは8月下旬にATP選手協議会のメンバーを辞任。多くの選手が持っている不満を解消することを目的として、新しい組合のPTPA(Professional Tennis Players Association、プロテニス選手協会)を立ち上げた。


だが改めて他の選手たちの推薦を受け、ATP選手協議会のメンバー候補に。選出された際は、選手の利益を守るために指名を受け入れるつもりだったという。しかしATP(男子プロテニス協会)が新たなルールを追加。ジョコビッチによると、ATPはPTPAを利益相反する団体とみなしており、ATP選手協議会のメンバーになることができなくなったという。


ただジョコビッチは、「PTPAは設立されたばかりのため、明確な戦略や長期的ビジョンはまだ決まっていない。だが対立するつもりはないと明確にしている」と強調。


「メンバーの選出を巡って対立や不安を生んだり、問題を起こすことは望んでいない」「多くの選手、特に下位ランクの選手の生活を大幅に改善し、テニスというスポーツ全体に強力でポジティブな影響を与える道があると信じている。近い将来、PTPAがこれを達成すると確信している」と想いを綴った。


(テニスデイリー編集部)


※写真は「全豪オープン」でのジョコビッチ
(Photo by Darrian Traynor/Getty Images)