Chrome、同期不要でデバイス間のパスワード管理が可能に

Getty Images

Googleは2019年7月、デスクトップ版のChromeブラウザで、同期を有効にしていなくてもGoogleアカウントに登録した支払い情報を使い、ウェブサイトで自動で入力できる機能を提供しました。そして、この機能を拡張し、Androidにも対応するほか、あらたに同期不要でパスワード管理が行えるようになると発表しました。

Chrome、同期が無効でもGoogleアカウントの支払い情報を利用可能に

まずAndroid版のChromeですが、同期をしていない状態でGmailなどのGoogleサービスにログインするとき、そのデバイスに保存されたGoogleアカウントが表示され、追加の認証をすることなくワンタップでログイン可能になります。

ログインすると、Googleアカウントに保存された支払い情報を利用してカード情報の自動入力を行えます。利用する場合には、カードのセキュリティ番号を入力するか、生体認証を求められるのはデスクトップ版と同様です。

Google

そして、デスクトップ版Chromeでは、同期をしていない場合でも、パスワードをGoogleアカウントに保存することで、デバイス間で安全にパスワードを管理可能になるとしています。Googleアカウントにログインするだけで利用でき、あらたなパスワードを保存する際には、デバイスに保存するかアカウントに保存するかを選択できるとのことです。またパスワードの生成機能も、同期を有効にすることなく利用可能になります。

Google

これらの機能は、今後数か月ですべてのユーザーに提供予定です。

普通に同期してしまうのが手軽ではありますが、業務で利用する端末でプライベートのアカウントを同期出来ないというような場合には、かなり便利になりそうです。

source: Google