錦織から見た2020年の男子テニス界。すごく強くなったと感じる若手は?

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4日、12月5日に開催される「WOWOWテニスフェスティバル2020」の前日記者会見に応じた錦織圭(日本/日清食品)が、2020年の男子テニス界の感想について語った。

錦織は昨年右肘の手術を行い、今シーズンは試合数をこなして感覚を掴んでからの復活を目指していた。しかし新型コロナウイルスの影響によるツアー中断、自身の感染、そして「全仏オープン」での肩の故障もあり、2勝4敗で終えた。今年の男子テニス界を見て感じたことについてこう答えている。


「今年はドミニク・ティーム(オーストリア)だったりアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)だったりが活躍した一年で、また新たな選手、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)だったり、更に若い選手がちょくちょくと顔を出してきたのは感じましたね。"Nitto ATPファイナルズ"でもまた違った選手が優勝したり。また面白くなってきたなという感覚はすごくありました」


そして「自分としては今年トップ10と対戦できず、自分が勝ち進んでいけなかったのでどうしようもないですけど、そこはちょっともどかしいというか。またあのレベルと戦いたいなっていうのは今年すごくありました」と悔しさと来年の復活への想いを口に。


対戦してみたい若手は?と聞かれると「単純に今年強いなと思ったのはルブレフですね。彼のレベルが更に去年より上がっていたのは見て分かりましたし、別にやってみたいっていうのはないですけれど、彼がすごく強くなったなというのは感じます」と話した。


また5日に行われるイベントについては「とても久しぶりの日本でのテニスの試合・イベントになるので、とても楽しみにしています。残念ながら生で見れるお客さんはいないんですが、今回こういった形でテレビで見てもらえたら嬉しいなと思います。なるべく良いテニスを、良い試合を届けられるように頑張ります」と語った。


同イベントには、日本のトッププレーヤーたちが集結。錦織は国枝慎吾(日本/ユニクロ)とペアを組んで、西岡良仁(日本/ミキハウス)/三木拓也(日本/トヨタ自動車)ペアとのニューミックスダブルスや、トークセッションに登場する予定。


テニスデイリー編集部)


※写真は記者会見での錦織圭
画像協力:WOWOW/WOWOW テニスフェスティバル 2020