ユナイテッドCEOがスールシャールを擁護「夏の移籍市場に向けてサポートする」

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マンチェスター・ユナイテッドの最高経営責任者(CEO)を務めるエド・ウッドワード氏が、移籍市場におけるオーレ・グンナー・スールシャール監督へのバックアップを明言した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

昨シーズンに続き、今シーズンも不振による解任説が見え隠れしているスールシャール監督。先月には低調なプレミアリーグの成績に加えて、チャンピオンズリーグ(CL)では格下のイスタンブール・バシャクシェヒルに1-2で敗北したことで退団報道が過熱。なかなか安定した成績が残せず、ファンの不満もピークに達している。

直近のリーグ戦では3連勝を収め、暫定9位と立て直しを図っているものの、世間からの風当たりが強い指揮官をウッドワード氏は擁護。コロナパンデミック以降のチームの成績にある程度の満足感を示しつつ、来夏の移籍市場に向けてサポートしていくとコメントしている。

「我々の最優先事項はピッチ上での出来事だ。無観客試合のままではそうはいかないがね。4月以降、我々は素晴らしい景色を見てきた。14戦無敗で3位フィニッシュした昨季のプレミアリーグ、今季のチャンピオンズリーグではパリ・サンジェルマンやライプツィヒ相手に素晴らしい勝利を収めたじゃないか」

「もちろん、トロフィー獲得に必要な一貫性を得るためには、まだまだハードワークしなければならないことは認める。だが、ピッチ上や練習場にはポジティブな兆候が見られ、オーレやコーチ陣、そして選手たちの進歩に対する信頼を強化するものとなっている」

「私は4月の報告会でパンデミックの間に支出を抑制しながらチームの強化にコミットし続けると話した。夏の移籍市場で支払った追加投資により、2019年夏以降の純支出総額は2億ユーロ(約253億円)を超えており、この期間の欧州主要クラブの中では他のどのクラブよりも多くなっている」

「我々は夏のウィンドウに焦点を当て、長期的なリクルート計画でオーレをサポートしていくつもりだ」