歴史ものの映画やドラマを観て、「こんな衣装を着て暮らしてみたい!」と思ったことはありませんか? ウクライナには実際に、19世紀や20世紀初頭のファッションに魅了され、当時のような服装で毎日を過ごしている女性がいます。

その女性の名は、ミラ・ポヴォロズニュクさん。

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<boredpanda>によると、ミラさんが歴史上のファッションに興味を持ち始めたのは12年前。18世紀と19世紀をテーマにしたイベントのために、自分で衣装を縫ったことがきっかけだったそう。そしてここ2年間は、完全に当時の服装で日々の生活を送っているのだとか。

「19世紀の服装で暮らすようになったのは、8年前に作られたブルーの秋用コートを手にしたのが始まりでした。そのコートにマッチするアイテムを集めているうちに、気づけば私のワードローブはヴィンテージ品だらけになっていたんです」と語るミラさん。

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“ヴィンテージ”と聞くと高くつくイメージがありますが、ミラさんいわく、それほどお金はかからないとのこと。高級な布を買ってプロに仕立てて貰うときはそれなりに金額がかかるものの、普段は中古品店で布を買って自分で縫ったり、アクセサリーもフリーマーケットなどで入手しているそう。

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ヴィクトリア朝時代(1837〜1901年)の服装が好きだというミラさんですが、最もお気に入りなのはエドワード朝時代(1901〜1910年)のファッション。この時代は、イギリスで「サフラジェット」と呼ばれる女性たちが参政権を求めて運動を起こした時期で、ミラさんは現代を生きるすべての女性が、参政権のために闘った当時の女性たちに感謝すべきだと考えているそう。

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ちなみに、ミラさんのファッションに対する世間の反応は実にさまざまで、純粋に褒めてくれる人もいれば、「自己表現は自由だよね」と大人の対応をしてくれる人、時には明らかに奇異の目で見てくる人もいるそう。

しかしミラさんは、相手にどんな反応をされても気にならないとのこと。彼女は次のように語っています。

「人の目を怖れて時間を無駄にするには、人生はあまりに短すぎる。周りがどう思うかなんて気にしないで、自分のために生きるべきです」

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好きなものをとことん突き詰め、人生を楽しむミラさん。これからもヴィンテージファッションに身を包んで、自分らしい生き方を貫いてほしいですね。

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