シドニーFCとの前回対戦では2得点。良いイメージを持って、今回も結果を残せるか。(C)Y.F.M.

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 グループステージの1試合を残して決勝トーナメント進出を決めている横浜が、最終節のシドニーFC戦に向けた前日会見に臨んだ。アンジェ・ポステコグルー監督とともに出席したオナイウ阿道は、「ラストの1試合で勝って、良い状態で決勝トーナメントに進んでいきたい」と意気込みを語った。

 現在のコンディションに問題はなく、「最初から出ても、途中から出ても、FWの選手ですし、ゴールが欲しいという気持ちは常に持っています」と得点への意欲を示す。

 4-1の完勝でグループステージ突破を決めた前節の全北現代戦では、最終的にはオウンゴールと判定されたが、巧みなフィニッシュでチーム4点目を演出。「次の試合でもチャンスがあるかぎり、常にゴールを狙っていきたい」と気合い十分だ。

 2月に行なわれたシドニーFCとの前回対戦は4-0の完封勝利。先制ゴールとダメ押しのチーム4点目を挙げているオナイウは、「能力が高い選手が多いし、難しい部分はあると思う」と展望する。そうした相手に対しても「ゴールを奪うという意識をみんなで高く持っていきたい」と、いつもどおりアグレッシブな姿勢で勝利を目指すつもりだ。
 
 コロナ禍の影響で再開後のACLは無観客で開催されている。「サポーターの方だったり、ファンの声援がないのはすごく寂しい」とオナイウも残念がる。それでも「自分たちが狙っていること、戦術、戦う気持ちは絶対になくしてはいけない。勝ちに対する気持ちを常に持たないといけない。そういった部分は変わらない」と言葉に力をこめる。

 映像を通じて応援してくれているファン・サポーターに歓喜を届ける活躍を見せられるか。本人が強く欲するゴールという形で勝利を手繰り寄せたい。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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