ナポリ時代には、リフティング・ショーで伝説を残したマラドーナ。(C)Getty Images

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 11月25日に60歳で永眠した元アルゼンチン代表MFのディエゴ・マラドーナは、キャリアを通じて数々の伝説を残している。
 
 1986年ワールドカップのイングランド戦における「神の手」と「5人抜き」によるゴールは、もちろんその代表例だ。しかしマラドーナはこうした試合中のみならず、ウォームアップでも歴史に残るパフォーマンスを披露。その最も有名なものが、ナポリ時代の1989年UEFAカップ決勝第2レグの試合前に披露した、超絶的なリフティング・ショーだ。
 
 靴紐を結ばずに(あれが彼の練習スタイルだった)、足の甲からつま先、足裏、踵まで左足のあらゆる部分、さらには膝、腰、肩、頭、背中と身体のあらゆる部分を使って繰り広げる圧倒的なリフティング。まるでサーカスの手品師のそれだった。
 
 マラドーナ死去を受けて、その伝説の動画を米国サッカーメディアの『ESPN FC』を含む世界中のメディアがSNSで紹介。ファンからは感嘆の声が上がり、大きな話題となっている。
 
「やっぱり史上最高だ」
「なんてリフティングだ」
「まるで左足は磁石だ」
「こんなウォームアップは観たことがない」
「伝説のリフティング」
「このリズムに乗るウォームアップ、子供の頃に真似した」
「OMG!」
「こんな最高のウォームアップは、きっと二度と観れないね」
「天才としか言えないね」
「マジシャンだ」
 
 すでに31年前の動画だが、永遠に語り継がれていくに違いない。

【動画】マラドーナの「超絶リフティング・ショー」はこちら!
 
構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

ワールドサッカーダイジェスト責任編集の緊急増刊『マラドーナ追悼号』が、12月11日に発売されます。