オンライン教材で勉強する子ども(2020年3月23日撮影、資料写真)。(c)OLI SCARFF / AFP

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【AFP=時事】新型コロナウイルスの流行で学校が閉鎖され、インターネットへの接続が教育を受けるために不可欠となる中、国連(UN)は1日、世界の学齢期に当たる3〜17歳の子どもの3分の2、推定13億人が自宅からネット接続できないとの報告書を発表した。

 国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)と国際電気通信連合(ITU)の合同報告書によれば、15〜24歳の若年層においても、63%の自宅に接続環境がないことがわかった。

 長引く新型ウイルスの流行に伴う学校閉鎖で数億人の子どもが遠隔での学習を強いられる中、このような現状が明らかになったことについて、ユニセフのヘンリエッタ・フォア(Henrietta Fore)事務局長は強い懸念を表明。「単刀直入に言えば、インターネット接続の欠如は、次世代の将来を犠牲にしている」と述べた。

 報告書はまた、流行以前から情報格差が国や地域間の不平等を強めていると指摘。最貧困世帯や地方、低所得国の子どもは、他の同世代に追いつく機会もほとんどないまま、これまで以上に後れを取ることになると警告した。

【翻訳編集】AFPBB News

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