突然だが、読者の皆さんの地元に「意味が限定的すぎる方言」または「標準語にするのが難しい方言」というのはあるだろうか。

意味が限定的すぎる外国語や漢字というのは、インターネット上でもしばしば話題になるが、方言にもそういったものがある。

方言だったら一言で言えるのに」。あるいは、「このニュアンスは方言でしか表現できない...」という言葉だ。


限定的な意味の方言、ある?(画像はイメージ

ツイッターを見てみると、そんな方言が「翻訳困難系○○弁」というハッシュタグなどで、多数投稿されていた。

たとえば、

「まけまけいっぱい」

これは徳島の方言、阿波弁で「こぼれそうなほどいっぱい」という意味だ。

それから、

「目がかたい」

目が硬いなんて何かの病気...? と思ってしまうが、これは主に西日本で使用されている言葉のようだ。

日本国語大辞典(小学館)によると、浄瑠璃にも使われている言葉だが、日本方言大辞典(小学館)にも記載されている。岐阜県飛騨や鳥取、香川や対馬、大分での用例があるようだ。

漢字で書くと、「目が堅い」。「夜が更けても眠くならない。子供などが遅くまで起きている」という意味だそう。

他にも、「湿っぽくて気持ち悪い」という意味の山形県の方言「やばつい」や、「洋服などが毛羽立っている」という意味の北近畿地域の方言「ももける」など、神奈川県出身の筆者は「えっそんな単語を表す方言があるんだ......!」と驚かされるものがたくさんあった。

また、標準語にしてしまうと意味が少し変わってしまってなんと説明して良いか分からない......という方言も、やはりよくあるようで面白い。

そこでJタウンネット読者の皆さんに、改めて伺いたい。

「あなたの地元には、『意味が限定的すぎる方言』または『標準語にするのが難しい方言』はありますか?」

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、あなたの地元と、そこで使われている「意味が限定的すぎる方言」または「標準語にするのが難しい方言」、その使用例(200文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。