米司法長官、重大な選挙不正の証拠なしと言明

【AFP=時事】11月3日に行われた米大統領選について、ウィリアム・バー(William Barr)司法長官は1日、民主党のジョー・バイデン(Joe Biden)氏が共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領を破り勝利した結果を覆すほどの重大な不正があった証拠は司法省により確認されていないと述べた。
トランプ陣営は、ジョージアやミシガン、ペンシルベニアなどの重要州で選挙不正があったとの立場を固持し、今月14日の選挙人投票によってバイデン氏の勝利が公式に確定することを阻止しようと努めている。
だがバー長官はAP通信(Associated Press)のインタビューで「これまでのところ、われわれは選挙での結果を変えた可能性のある規模の不正を確認していない」と述べた。
これを受けトランプ氏の顧問弁護士を務めるルドルフ・ジュリアーニ(Rudy Giuliani)氏とジェンナ・エリス(Jenna Ellis)氏は声明で、「司法長官には失礼ながら、司法省による調査らしい調査は一切行われていない」と主張。「われわれは司法制度と州議会を通じ、真実の追求を継続する」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News
■関連記事・バイデン氏、アリゾナ州での勝利確定
・財務長官にイエレン氏 バイデン氏、多様性重視の経済チーム発表
・【解説】米大統領選の仕組み 「選挙人」制度とは?
「2020年アメリカ大統領選挙」をもっと詳しく