日産新型「ノート」で話題 新「e-POWER」って何がスゴい? 登場から4年でどう進化した?

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「e-POWER」搭載モデルとして最新作となる新型「ノート」

 日産が2020年12月23日に発売する新型コンパクトカー「ノート」は、全車が電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したクルマとして登場します。日産はこれまで、e-POWERの搭載車種を拡大してきました。

全車e-POWER車として登場する日産新型「ノート」

 e-POWERがはじめて搭載されたのは、今回登場した新型ノートの先代モデルとなる2代目ノートです。

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 2016年に追加モデルとして登場したe-POWER仕様は、その時点で発売から丸4年が経過していた2代目ノートの人気を再び押し上げ、2018年には日産車として初めて暦年の年間販売台数1位を獲得する快挙も達成しました。

 その後、e-POWERは2018年に2車種目の「セレナ」、2020年に3車種目の「キックス」に搭載されるなど、搭載車種が拡大。

 とくに、日本仕様のキックスはタイの工場で生産される輸入車で、e-POWER搭載車が海外で生産されるのはこれが初の事例ということです。タイの現地でも販売されています。

 e-POWERは搭載車種が拡大されるととともにブラッシュアップされ、キックスではより静粛性が高い制御を採用。さらに、3代目となった新型ノートでは、出力が6%、トルクが10%向上した第二世代のe-POWERを搭載しているといいます。

 それではここでクイズです。電動パワートレイン「e-POWER」について、適切な記述は次のうちどれでしょうか。

【1】発進時や加速時にモーターがエンジンを補助する、パラレル方式のハイブリッドである

【2】ガソリンエンジンを搭載していない、完全電気自動車である

【3】エンジンは発電用に搭載され、モーターから動力を得るシリーズ方式のハイブリッドである

【4】エンジンとモーターを使い分けるスプリット方式のハイブリッドである

※ ※ ※

 正解は【3】の「エンジンは発電用に搭載され、モーターから動力を得るシリーズ方式のハイブリッドである」です。

 e-POWERでは、エンジンと車輪が直結することはなく、エンジンは発電に専念。モーターが車輪を駆動することで走行。また、外部から充電する機能は無いので、電気自動車(この場合はレンジエクステンダーEVに該当)とも異なります。

 モーター駆動による気持ちのよい加速感や、アクセルペダルひとつで速度調整が可能なe-POWER Drive、優れた燃費性能などが特徴です。

 ちなみに、新型ノートは第二世代e-POWER以外にもさまざまな先進装備を搭載。

 なかでも日産が搭載車種を拡大している運転支援システム「プロパイロット」は、コンパクトカーには初搭載となるうえ、初のナビリンク機能付きに進化。

 ナビの地図情報をもとにカーブの大きさに応じて減速するカーブ減速支援や、制限速度が変わる場合に設定車速を自動で変更する標識検知機能、さらに高速道路上では停止後約30秒まで追従走行を継続する停止後の追従再開という3つの機能が新たに搭載されました。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定