8年前の約1.4倍になっているそうです。

 東京メトロが2020年11月30日(月)、終電の時刻を2021年春のダイヤ改正でおおむね10分程度繰り上げると発表しました。

 コロナ禍による需要減少のため、首都圏の鉄道各線で終電の繰り上げが相次いでいますが、そうした状況と、東京メトロ線内における各線の終電接続を考慮し、全路線で繰り上げるとのこと。


終電後に行われた東西線九段下駅へのホームドア設置(2017年9月、恵 知仁撮影)。

 そして、夜間作業時間の確保も終電繰り上げの理由です。

 東京メトロの路線は都心部のトンネルが主体で、夜間作業に必要な作業用車両は、主に都市部近郊の車両基地にあります。そのため、列車の運行終了後に作業用車両を動かすと、現地到着まで時間を要し、作業用車両を使う夜間作業の時間は60分から100分程度になってしまうことから、夜間作業時間の確保は長年の課題だったとのこと。

 また東京メトロでは近年、列車の安全・安定運行に関わる設備の維持更新などとあわせ、ホームドアの設置や耐震補強、バリアフリーの推進などを実施。それにともなう夜間作業件数が年々増加していたことから(8年前の約1.4倍)、夜間作業時間の確保は喫緊の課題でもあったそうです。

 詳細な繰り上げ後の時刻は、後日に発表するとのこと。初電の繰り下げは予定されていません。