仏パリの音楽スタジオ入り口でプロデューサーのミシェル・ゼクレーさんが警官から暴行を受ける様子を捉えた映像の一部(2020年11月21日撮影、11月27日作成)。(c)MICHEL ZECLER / GS GROUP / AFP

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【AFP=時事】仏パリで黒人男性が警官に暴行を受けた問題で、仏当局は27日、人種差別的な暴力などの疑いが持たれている警官4人の身柄を拘束した。エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は警官らの行為を「われわれの恥」だと批判した。

 音楽プロデューサーのミシェル・ゼクレー(Michel Zecler)さんは21日夜、自身の音楽スタジオに入ろうとした際、警官らから数分間にわたり繰り返し殴られ、人種差別的な言葉を浴びた。この様子を捉えた動画はオンラインニュースサイト「ループサイダー(Loopsider)」により公開された。

 マクロン氏はソーシャルメディア上で出した声明で、事件を「許されない襲撃」だと批判し、動画は「われわれの恥だ」と言明。仏政府に対し、差別の撲滅に向けた対策案を立てるよう要請した。

 関係者はAFPに対し、男性警官4人が事情聴取のため27日に拘束されたと明らかにした。すでに停職処分を受けていた4人は現在、国家警察監察総監(IGPN)で拘束されており、検察は当局者による暴力と虚偽の証言の疑いで捜査を開始したという。

 検察当局によると、4人のうち3人には、集団での意図的な「人種差別的な動機による暴力」の疑いがかけられている。残る1人は暴行の疑いが持たれているが、人種差別の疑いはないという。

【翻訳編集】AFPBB News

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