映画『Spencer(原題)』でダイアナ元妃を演じているクリステン・スチュワート。来年から始まる撮影に向けて現在、役作り中である。今週ジミー・キンメルのトーク番組に出演したクリステンは元妃の記憶について語った。ジミーに「元妃は世界史上、最も愛された人物の1人。演じるのはどういう気分?」と聞かれると「元妃が亡くなったとき、私はまだ小さな子どもだった」。当時クリステンはまだ7歳。「元妃を見ながら育ったわけではないけれど、それでも衝撃を受けた」「バッキンガム宮殿の前にたくさんの花が備えられているのは覚えている」。

「幼かったから、何が起きたかわからなかった」というクリステン。でも元妃を演じるためにリサーチしてみて「彼女を守りたいという気持ちを抑えるのが難しかった」。この作品は元妃がチャールズ皇太子との離婚を決意する3日間に焦点をあてて描いている。役作りについて聞かれると「みんなそれぞれ見方は違う。事実とはその人の個人的な経験に結びついているもの。だから正解を導き出すことはできない」。クリステンは「この作品は新しい情報を見せる作品というよりも妃が抱いただろう内面的なイメージを詩的に描いたもの」だと説明している。

ダイアナ元妃を描いた作品といえば今はドラマ 「ザ・クラウン」が話題。一部のマスコミや視聴者からは「ロイヤルファミリーを歪めて描いている。歴史とは違うフィクションだ」という声も上がっている。映画『Spencer(原題)』が元妃やチャールズ皇太子、そして離婚に至る道のりをどう描くのか注目したい。