ひじを合わせてあいさつする康氏(右)と王氏(写真共同取材団)=26日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国を訪問している中国の王毅国務委員兼外相が26日、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官との会談に遅刻したことを巡り、「外交的欠礼」だとして議論を呼んでいる。

 

 王氏は2017年、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が習近平国家主席との首脳会談のために北京を訪れた際に文大統領の腕を軽くたたいたしぐさについて、一部から無礼だとの指摘を受けた。

 王氏はこの日午前10時から外交部庁舎で康氏と会談を行う予定だったが、約20分遅れて庁舎に到着し、会談は10時25分から始まった。

 外交部によると、中国側からは午前9時40分ごろに遅れるとの連絡があり、王氏は10時を少し過ぎて宿泊先のホテルを出発した。

 外交部庁舎前で待っていた記者団が王氏に遅れた理由を尋ねると、「交通のため(遅れた)」と答えた。

 外交部の当局者は「会談が始まる前に『事情ができたため、遅れてもよいか』と了承を求めてきた」とし、「長官公邸での昼食会でもう一度了承を願うとの話があった」と説明した。

 王氏は昨年12月に訪韓した際にも、韓中友好の昼食レセプションに予定より約1時間遅れて出席した。

 一方、14年8月にミャンマーで開かれた米中外相会談では、ケリー米国務長官(当時)が約30分遅刻したことを王氏は2回にわたって指摘した。